お知らせ

しばばやん
2026/07/03 18:23

はたつんさんとのイベント報告〜介護の未来は現場の小さな「そうしよう」から生まれる〜


2026年6月27日(土)、神戸でサプリの広場 Vol.02「HAPPY CARE DAY! KOBE 2026」を開催しました。


今回のテーマは、So-i=“そうしよう”が生まれる瞬間でした。


介護の現場には、毎日の中にたくさんの小さな気づきがあります。


・利用者さんの表情が少し違うこと。

・食事の進み方がいつもと違うこと。

・声のかけ方ひとつで、相手の反応が変わること。


その気づきに対して、


「こうしてみよう」

「この方がよさそう」


と、少しだけ行動を変えてみる。


今回のイベントは、そんな小さな“そうしよう”を、参加者の皆さんと一緒に見つけていく時間になりました。


神戸で始まった、あたたかい時間

会場には、介護職の方、管理者の方、介護に関心を持つ方など、さまざまな立場の皆さんが集まりました。

はじめは少し緊張した空気もありました。

初めて会う人同士が同じテーブルにつき、少し照れながら挨拶を交わす。そんな静かな始まりでしたが、はたつんさんの声が会場に届くと、少しずつ表情がやわらいでいきました。


「介護現場には、気づきがたくさんある」。はたつんさんのそんな言葉にうなずく方がいました。

きっと、それぞれの現場で思い当たる場面があったのだと思います。


介護職の1日を、みんなで体験してみる

今回の中心となったのは、WAKARU・ラボ 介護職の1日体験です。

参加者の皆さんには、“新人職員”になったつもりで、介護職の1日の流れを体験していただきました。もちろん、先輩ははたつんさんです。


荷物チェックや食事介助、自助具づくりからレク体験まで。今回はハンドケアの講師にも登壇いただきました。

ひとつひとつの体験は、特別に大きなことではありません。

けれど、実際に手を動かしてみると、「なるほど」と感じる瞬間があります。

紙で確認する荷物チェックと、アプリを使った荷物チェック。比べてみると、見落としやすさや確認のしづらさが、ぐっと現実のものとして見えてきます。

食事介助や自助具づくりでは、「食べづらい」という一言の中にも、姿勢、道具、気持ち、環境など、いろいろな理由があることを考えました。

レク体験では、会場に笑顔が生まれました。少し体を動かしたり、声を出したりするだけで、場の空気がふっと明るくなる。

ハンドケアでは、手に触れることで相手の表情が変わることを感じました。


そういう瞬間を見ると、介護の仕事には、やはり人と人との関わりがあるのだと感じます。



一番印象に残ったのは、荷物チェック・ICT体験

イベント後のアンケートでは、「印象に残ったプログラム」として、荷物チェック・ICT体験を選んだ方が多くいらっしゃいました。これは、私たち介護サプリにとっても大きな気づきでした。


ICTという言葉は、少し硬く聞こえるかもしれません。どこか難しそうで、現場から少し遠いもののように感じる方もいると思います。

でも、今回の体験で見えてきたのは、ICTは人のケアを置き換えるものではない、ということでした。

確認にかかる時間を少し減らす。

見落としを少し減らす。

記録や共有を少し楽にする。

その小さな積み重ねが、職員の心の余裕につながります。

そして、その余裕があるからこそ、利用者さんに向き合う時間が生まれるのだと思います。便利にするためだけではなく、人に向き合うためにです。

ICTの役割を、参加者の皆さんと一緒に体験できたことは、今回の大きな収穫でした。


初対面同士が、少しずつ話しはじめる

もうひとつ印象的だったのは、参加者同士の交流です。

同じテーブルになった方同士が、少しずつ話しはじめる。

「どちらから来られたんですか?」

「普段はどんな現場で働いているんですか?」

そんな会話が、あちこちで生まれていました。


アンケートにも、

「(普段は)横のつながりが少ないので楽しかった」

「同じチームの方と情報共有できた」

という声がありました。


介護の仕事は、人を支える仕事でありながら、働く人自身が孤独を感じることもあります。だからこそ、同じように現場で悩み、考え、工夫している人と出会えることには、大きな意味があるのだと思います。

話すだけで、少し軽くなることがあります。

自分の現場だけではないと知るだけで、前を向けることがあります。

サプリの広場は、そんなつながりが生まれる場所にもしていきたいと感じました。


「介護の未来に必要なこと」を聞いてみました

イベントの中では、参加者の皆さんに「介護の未来に必要なこと」を匿名で投稿していただきましたが、集まった言葉は、とても率直でした。

介護サプリ・安場が自作したワードクラウド。これもSo-iが起点になっていますよね。


心の余裕。

給料アップ。

記録の簡略化。

介護ロボットの導入。

チームワーク。

つながり。

思いやり。

介護のイメージを変える。

若い世代がやりたいと思う楽しさを伝える。

安心できる介護現場。


介護の未来を考えるとき、待遇や人手不足の話は避けて通れません。それは、現場の切実な声です。

でも、今回集まった言葉を見ていると、それだけではありませんでした。


心の余裕がほしい。

身体の負担を減らしたい。

職員同士がつながれる環境がほしい。

介護の魅力をもっと伝えたい。

思いやりや真心を大切にできる現場でありたい。

制度やテクノロジーだけではなく、現場の空気や、人と人との関係性。

その両方があって、介護の未来はつくられていくのだと感じました。


小さな「そうしよう」は、もう現場にある

今回、介護サプリが初めて提案したコンセプト「So-i=“そうしよう”が生まれる瞬間」は、特別な大きなことではありません。


「この声かけの方が安心してもらえそう」

「この道具を使えば、もっと食べやすくなるかもしれない」

「この情報は次の職員にも伝えておこう」

「この作業は、少し楽にできるかもしれない」

そんな、小さな気づきが行動に変わる瞬間です。


今回のイベントを通じて感じたのは、So-iは新しく作るものというより、すでに現場の中にあるものなのだということでした。

ただ、忙しい毎日の中では、それを言葉にする時間がなかなかありません。自分がしている工夫を、工夫だと思っていないこともあります。

だからこそ、こうして立ち止まって、

「それも大切な気づきですね」

「それも現場をよくする工夫ですね」

と、一緒に言葉にしていく時間が必要なのだと思います。


次につなげていくために

今回のサプリの広場 Vol.02は、私たちにとっても多くの発見がある時間でした。帰り際にいただいた「この取り組み、続けてくださいね」という言葉にもとても励まされました。


イベントは一度きりで終わるものではありません。

今回集まった声を次の企画や発信につなげていくこと。

そして、また次の場で新しい声を集めていくこと。

その積み重ねが、介護サプリらしい「皆さまとの接点づくり」になっていくのだと思います。

今回ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

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1 件の返信 (新着順)
まっきー
2026/07/03 19:10

イベントも素晴らしいし、この投稿されている内容も素晴らしいです!!!